映画

MARVELの映画でディズニーデラックスで公開されてるものを見終わった。アントマン&ワプスやインフィニティウォーまで。
話が面白いのは当然なので映像とか演出について。
登場するロシア人はロシア語を話すこともあるし、ノルウェー人はノルウェー語を話すこともある。重要な会話は英語で話されるし、ソーの世界でも英語が話される。文芸で人物の属性とは異なる言語が話されるのはどうでもよくて、太宰治のメロスは日本語を話すし、夏目漱石の猫は日本語を話す。しかしそれは日本語を話せるという意味ではない。気になるのはそのロシア語の会話を聴衆は理解するべきかどうか。
原作者は無限に頭が良いと仮定して見ることにしているので、当然聴衆が理解できないことを期待していることになる。よって、これらは役割語の一種。ロシア語を理解できなくてもロシア人であることを理解すればよい。
残念ながらアメリカ人の持つロシア人やほかの国の人に対するステレオタイプを持つことは未来永劫無いので、この一連の映画を完全に理解することはできない。