PAST アルゴリズム実技検定 感想

2019/12/14 にPASTアルゴリズム実技検定を受けた。2週間経って解法が解禁されたので感想を書く。

感想

難易度はサンプル問題のものとほぼ同じ。個人的には atcoder beginner contest の200~600がそれぞれ3問の15問に感じられた。
値段は8800円。問題のクオリティは普段の無料のプログラミングコンテストと同等なので8800円の価値の超絶難問を求めて参加しても得られるものはない。資格試験・検定試験の値段としては相場。
検定の結果が5段階で認定されるが、このシステムはどのくらいメジャーなのかわからない。よくあるのはx級を受験して6割以上正解なら合格とか、合否は出さず試験の点数だけ与えるとか?

良いところ

atcoder的な、プログラミングのスキルを持ちつつ、しかし普段からプログラミングコンテストに参加するのが難しく、どこかの日に5時間取れる人のための検定試験。
atcoderの定期的な無料のプログラミングコンテストを阻害していない。

悪いところ

PASTに限ったことではないが、検定は知名度とか受験者の人数があって価値を持つものだと思う。現状で1回目なのでこの検定の認定はまだ効力が弱すぎる。
プログラミングコンテストの問題に飢えている人が参加しても美味しくない。そういう目的のものではない。

今後

今後の最高の展開は、第一回の検定だけが極めて大きな価値を持つと自分にとって利益があるかもしれない。
悪い展開は、第一回の反響を見て、難易度や等級の見直しをやって第一回の検定が無価値になること。
最悪の展開は atcoder grand contest のための問題や問題writerなどのリソースを検定に持ち出すようになってプログラミングコンテストの開催が減ってしまうこと。公開されている情報を見る限りでは、あり得ないと思うが